第3回学校説明会

 11月の授業参観日に行われた学校説明会では、「各学年の紹介・学力調査結果・木曽町クラブ化構想」について、説明がありました。その際の各学年の紹介について、「生活科」や「総合的な学習の時間」での取り組みについてのスライドをお伝えいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 小学校1年生にとって初めての生活科の学習。まずは日義小学校の様子や生活を知ることから始まりました。学校探検や職員室の入り方など、校内の動きを覚えました。そんな中、「アサガオ栽培」を行いました。観察記録をしながら、日々生長していく様子に歓声を上げていた子どもたち。花が咲き始めると、色水を作ったり、「こすりぞめ」や「色水ぞめ」をしました。種がつき始めると種を集め、全部で幾つとれたのか数える子どもたち。秋になり、枯れて茶色くなったアサガオを見て「かわいそう」と口にする子どもたち。せっかくお世話してきたアサガオが残すために、つるを使ってリースを作ることになりました。半年にわたるアサガオ栽培から、たくさんのことを体験し、学んでいる1年生です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 小学校2年生は、これまでにミニトマトや大豆、ポップコーン栽培とイモリの飼育をしてきました。春に種を植え、夏には大きく成長し、立派な実をつけました。放課後にみんなで食べたミニトマトは、格別なおいしさでした。子どもたちは水やりをして、成長を観察する中で、植物の変化や成長に関心をもち、自分たちと同じように成長している事に気付きました。また、イモリの飼育を通して、生きものに心を寄せ、世話をすることの大変さも感じました。この後も、収穫した大豆を使用しての調理に挑戦したり、生まれてから今までの自分について調べる活動をしたりしていきます。生活していくために必要な生きた力をたくさん身に着けていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 小学校3年生は、畑で収穫した枝豆や大豆を使って簡単おやつ作りをしています。シンプルに枝豆を塩ゆでして食べたり、ずんだもちやサンドイッチにして食べました。簡単とはいえ、自分たちで加工して食べることの楽しさや難しさを経験しました。今後収穫した大豆を使ったおやつ作りも考えていきたいと思います。また、6月に地域のお年寄りの方とほおば巻き作り交流をしました。その時、ほおば巻きを一緒に作って楽しく交流できたので、今度は自分たちで作ったおやつを食べてもらいながら交流を深めたいと思います。歌やリコーダーの演奏を披露したり、自分たちだけでなくお年寄りにも楽しんでもらえるようなレクを考えて一緒に交流できたらと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 小学校4年生は、これまでにミニトマトやナス、大根、すんき用の赤カブの栽培をしてきました。春にミニトマトと大根を植え、夏休み中も水やりを交代で行いました。収穫後にみんなで食べ、トマトが苦手だと言っていた子が、チャレンジしたところ「嫌いじゃないかも」と言っていました。初めてのことや苦手なことに挑戦するというのはとても勇気がいることですが、結果は挑戦してみないと分からないものです。そんなことを体験することができた良い機会になりました。食べることの楽しさや喜びを子どもたちが感じることができました。今後、木曽の伝統食である「すんき」を作るという活動を通して、地域の人とのかかわりについて学んでいきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 もち米づくりに取り組んできた小学5年生。5月にみんなで田んぼに入り、手でていねいに田植えをしたあと、毎日当番を決めて田んぼの水の管理をしてきました。夏休み明けに鳥に食べられないようにするためにどうしたらよいかをみんなで考えて、かかしを作ることにしました。個性豊かな6体のかかしに守られてもち米は、どんどん大きく育っていきました。そして、10月はじめに稲刈りをしました。たくさんの稲を「はぜ」にかけて干すのは大変でしたがみんなで協力して一人ひとりが自分にできる仕事を一生懸命行いました。3週間ほど干したあと脱穀をしました。あとは精米しておもちを作るだけです。収穫したもち米やもち米づくりに協力してくださった皆さんに感謝してみんなで楽しくもちつきができたらいいなと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 小学校6年生は、里山学習と1年生との交流を中心に活動を進めています。里山学習では、実際に里山を散策したり、里山協議会の方に里山の良さや課題などのお話を聞いたりして、自分たちにできそうな活動を考え、提案をしました。これから2学期終わりにかけて提案したことをもとに、里山をよりよくする活動に取り組んでいきます。1年生との交流では1年生が楽しめる遊びをしたり、教室探検やサツマイモ掘りをして様々な場面で交流しています。里山学習や1年生との交流のなかで、相手意識を大切にして活動に取り組んでいます。地域の方や他学年など、活動をともにする相手の立場のことを考えながら今後の活動をより充実したものにしていきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 中学1年生は総合的な学習の時間に「木曽駒ケ岳登山」の事前学習や里山学習に取り組んできました。事前学習では登山の服装や山の天気、山の歩き方などの登山に必要な知識の学習から、高山植物や山に住む動物など自然や動植物について学びました。雨天のため、木曽駒ケ岳 登山は中止となりましたが、地域にある山や自然について興味をもてる機会となりました。また里山学習では、開田高原の山奥へ行き機械を使った伐採現場を見せていただきました。見学から森林を守っていくための木材の伐採方法や現場で働く方々の実際の様子について学ぶことができました。山や森林、地域など1年生で学習したことをこれからの活動に生かしていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 中学校2年生は、今年の総合的な学習の時間で「働くこと」について追究してきました。「人はどうして働くのか」「働いている人の目的は何か」「実際に働くという体験はどういうことか」などを考えてきました。夏休みには木曽郡内の各事業所の皆様のご協力をいただいて、職業体験学習を実施しました。普段の学校では絶対に体験できない貴重な学習ができました。事業所の方のお話などから、働くことの目的は、社会性と個人性と経済性に分類でき、その3つは、働く中で割合や優先順位が変化していくことも分かりました。2年生の総合的な学習の時間で学んだことをこれから先の進路選択に生かしていきたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   最後は中学校3年生です。総合的な学習の時間で「修学旅行」への学習として広島・京都・奈良の事前学習をしてきました。事前学習では、京都・奈良の世界的な文化遺産や歴史に触れ、伝統や文化を、受け継いでいくことの大切さを学びました。また、広島の原爆ドームや平和祈念館について調べ学習を行い、戦争の悲惨さなどについて学びました。実際に、3日間の中で日本の伝統文化や歴史、広島は当時どんな状況でどんな様子だったのかを肌で感じてくる事ができました。「百聞は一見に如かず」と言いますが、目の前で見て聞いたからこそ感じたものがあると思います。自分達が生まれ育ったこの国を知る上で、重要な地域を回って気持ちを共有できた経験をこの先も大切にしていきたいと思います。