12月9日(火)、本校の小学5・6年生と中学生を対象に、がん学習会を行いました。今回は、がんサポート団体「おむすび」の方にお越しいただき、がんという病気について、そして命の大切さについてお話を伺いました。はじまる前は、子どもたちの中には、「がん=死んでしまう病気」「怖いもの」「治らない」といった、漠然とした不安や強いイメージを抱いている児童生徒が多くいました。しかし、お話を通じて、今は医療が進歩しており、適切な治療を受ければ治る病気であるという正しい知識を学ぶことができました。病気を過剰に恐れるのではなく、正しい知識をもって向き合うことの大切さを実感しました。お話の中で特に子どもたちの心に響いたのは、「十年後の未来は今日を生きること」というメッセージでした。この言葉は、私たちの日々の行動、一日一日のがんばりが、必ず未来に繋がっていくことを教えてくれました。子どもたちからは、「今日を後悔なく頑張れば、十年後の自分も変わるんだ」「だからこそ、『今』という時間を大切に、精一杯楽しんで生きていきたい」という前向きな感想が多く寄せられました。
学校ブログ
12月8日(月)、本校の中学3年生が、東京大学 天文学教育研究センター 木曽観測所へ校外学習に出かけました。天文学に対する興味を深め、宇宙の壮大さを肌で感じる貴重な機会となりました。生徒たちはまず、木曽観測所が誇る105cmシュミット望遠鏡を実際に見学しました。その巨大な姿は、写真や資料で見るのとは比べ物にならない迫力で、望遠鏡の持つスケールの大きさを実感しました。さらに生徒たちの目を引いたのが、超広視野CMOSカメラ「トモエゴゼン」の実物です。このカメラは、日義にゆかりのある「巴御前」から名付けられており、生徒たちは自分たちの住む地域に関わる名前が、最先端の天文学研究の現場で使われていることに、宇宙への入口をより身近に感じることができました。生徒たちは、天文学研究の最前線に触れるとともに、研究者の方から直接お話を伺うことで、将来の進路を考える上でも大きな刺激を受けたようです。
11月27日(木)、パラスポーツを深く学ぶ体験講座「パラ学」を開催いたしました。「パラウェーブNAGANO」様と、地域の福祉活動を支える木曽町社会福祉協議会様のご協力をいただき、大変貴重な学びの機会となりました。生徒たちは、これまでに体験した車いすとは全く異なる競技用の車いすに乗り込みました。かなりのスピード感と、鋭いターンを可能にする操作性の高さに、生徒たちからは驚きの声が上がりました。この体験を通して、生徒たちはパラスポーツの「スポーツとしての魅力」を肌で感じるとともに、多様な人々がそれぞれの能力を最大限に発揮できる共生社会について、改めて考えるよい機会となりました。
21日(金)に立会演説会と選挙が行われました。推薦責任者が候補者を推薦する理由を語った後、候補者が日義中学校のよさを大切にしながら、3校が統合した「新木曽町中学校」をどんな学校にしたいか熱くを語ってくれました。
「思い出をたからものに!最高の児童大集会」をテーマに児童大集会が行われました。校内にはお知らせのポスターがあちらこちら飾られ、6年生がリードして準備を進めてきました。当日は、オープニングから盛り上がりました。各委員会の企画では、代表園芸委員会「めざせ1位!体力をつけよう障害物リレー」、衛生委員会「バイキンをたおせ」、放送委員会「みんなで協力!早押しイントロ」、図書委員会「ちょ~めちゃ楽しい!!!世界に一つだけmyしおりづくり♡」と工夫された内容で、1年生から6年生まで楽しみました。会の最後は、全校で育てたさつま芋を焼き芋にしていただきました。笑顔がいっぱい、おなかもいっぱい。全校の笑顔のためにリーダーシップをとった6年生、頼もしい姿でした。この日の思い出は、子どもたちにとって、かけがえのない宝物になることでしょう。
11月14日(金)に合奏発表会がありました。音楽の授業だけでなく、朝の時間等、教室でも練習を重ねてきました。緊張した様子でステージに立ちました。それぞれの楽器の特徴を生かしながら心を合わせ、演奏しました。会場は、お家の方々の温かい拍手に包まれました。「他の学年の演奏もみんな上手で楽しい合奏発表会だった」と充実感でいっぱいの子どもたちでした。多くの保護者の皆様にお越しいただきありがとうございました。
11月7日(金)に、中学2年生が3日間の修学旅行を終えて帰校しました。
1日目は、広島の原爆ドームや平和祈念資料館を見学し、平和の大切さや命の尊さについて学び、これから自分たちがどう生きていくかを深く考える機会となりました。2日目は、京都市内を班別にタクシーで見学し、日本の文化遺産や歴史遺産に触れながら、仲間とのつながりを深めることができました。3日目は奈良で東大寺、興福寺国宝館、薬師寺、法隆寺と見学し、帰路につきました。3日間を通して、修学旅行スローガン「絆を深めて、学びも笑顔も全力!!」のもと、自分の行動に責任をもちながら、お互いを尊重し合う姿がたくさん見られました。最高の旅で最高の思い出を持ち帰ってくれました。
11月6日(木)に中学3年生が奈良井宿に出かけました。生徒たちは、秋の紅葉を楽しみに訪れている外国人観光客の方に、4月から準備を進めて完成させたオリジナル日義パンフレット(英語版)を手に、積極的に会話を試みました。はじめは緊張が見られましたが、生徒たちは勇気をもって声をかけ、多くの観光客との交流をもつことができました。自分たちの英語で、ふるさと日義の魅力がしっかりと伝わり、「日義に行ってみたい」という嬉しい言葉をもらえたことは、3年間の英語学習の集大成となりました。生徒たちにとって、英語が世界とつながる喜びを実感できた貴重な体験となりました。
30日(木)に長野県歯科医師会歯科衛生士さんを講師にお招きし、口腔ケアに関する貴重なご指導をいただきました。今回の指導では、人間が歯磨きを意識するようになった歴史的背景を踏まえ、「なぜ、私たちは歯を磨くのか」という根本的な問いから、「機械的ケア」「機能的ケア」など、お口の健康が全身にもたらす大きな影響について深く学びました。
5年生は、10月30日(木)に脱穀体験をしました。田おこしから始まり、田植え、水の管理をする田んぼ当番、稲刈りとお米ができるまでを学習しています。自動の脱穀機に加えて、人力での脱穀を体験しようと足踏み脱穀機を体験しました。子どもたちは「お宝だ!宝石だ」と最後まで夢中で取り組みました。自動の脱穀機でも、籾がしっかり落ちるまで繰り返し機械にかけました。また、家庭科の授業では、収穫したもち米を焚いて食べる学習をしました。農家の方々の苦労がわかったり、お米一粒を大切にしようという気持ちになったり、多くを学ぶことができました。